この記事の内容

・慶應義塾大学卒
・ライター
・書籍『恋愛障害』など多数
SNSを中心に活躍中。
主に恋愛やキャリアについて執筆。
書籍:モテたいわけではないのだが ガツガツしない男子のための恋愛入門ほか
Twitter:@10anj10
はてなブログ:トイアンナのぐだぐだ
以前、ある女性が「モテる男性」としてこんな条件を挙げました。
・デートのお店予約する
・女の子を奥に座らせる
・ハンガーに服をかける
・お酒が減ったら気づいておかわりを聞く
・2軒目までのエスコートがスムーズ
やるかやらないか、知ってるか知らないかでしかないけど、面倒くさがってやらなかったり知ろうとしない人が大半。だからやれる人は簡単にモテる。— 伊藤早紀@マッチアップ編集長 (@matchappsaki) September 25, 2019
どれも女性への気遣いを求めるもので、男性側から大きな反発がありました。
特にナンパ師の男性からは、これが「女にとって格下扱いを受ける逆効果な行動。女にとって都合のいい洗脳。」だと、激しいバッシングがありました。
こういうこと。
俺をしばらくフォローしてくれる人間なら、いかにこれらの行動が女に格下扱いされる逆効果な行動かわかるよな。
モテるってワードを餌にした【女にとって都合のいい男を量産するための洗脳】は日常的に行われている。 https://t.co/zcWDll9GDC— 中星様@東大AV男優ナンパ師 (@nakaboshisama) September 26, 2019
このツイートが世に出てから、ある方から「どう思いますか?」とメッセージをいただきました。
私は女性ですから、おそらく発言元の女性側に賛同するコメントを求めていたのでしょう。
しかし、長年恋愛と婚活を支援してきた身で申し上げますと「どっちも正解」が答えです。
反対する意見がどっちも正解とは、これいかに。
結局、モテたいなら男は女性をエスコートすべき?
それとも、多くのナンパ師が指南するように自分がモテることをチラ見せして女性を惹きつけるべきなの?
と、混乱されるかもしれません。
モテと結婚は似て非なるもの

さきほどのツイート、伊藤早紀さんは「男性が結婚をしたいなら、結婚相談所等で取るべき行動」を書いていました。
対して中星さんは、「なるべく多くの女性とセックスするために最適なアドバイス」をしていたのです。
雑に言えば、前者は婚活で、後者はモテを志向していました。
この2つは混同されがちですが、似て非なるものです。
モテたければ、なるべく多数の人に短期間でアプローチせねばなりません。
そして相手の質よりも「手軽に落とせる相手を多数惹きつける」技術が必要です。
ナンパであれば特に、口説いた当日のセックスを目指します。
当日関係を持てれば、デートの回数を減らしてご飯代も安く済むからです。
モテでは、なるべくチョロい相手を狙います。
自尊心が低い女性は、格好のターゲットです。
そういう女性の心をくすぐるために「お前、自分が可愛いと思ってるだろ。俺、そういう女はあんまりだな。」とあえてディスって惹きつけるのは目的にかなった技術です。
他にも「予定が多数あるフリをしてご飯を切り上げ、モテる男感を演出」「和んでから女性にセックス観を語らせ、発情させる」なんて技術も開発されています。
どれも自尊心の下がった女性にその場の関係を持たせるうえで最適化されたメソッドです。
量を求めるモテ、質を求める婚活

一方、結婚生活においていかにこれらが「どうでもいい」か、見えてきたかと思います。
婚活では1万人の適当な相手からモテるより、たった1人の「めちゃくちゃ楽。彼の前では全力でダラダラできる。緊張感ゼロ。だが、それがいい。」相手を探すこととなります。
なにせ、結婚生活で恋愛のように緊張しても続かないからです。
そして、1人を探すためにはとりあえず「足切りされないよう婚活で常識とされるマナーだけ押さえて、あとは自然体で話して楽な相手を探そう」とした方が早いです。
婚活では昭和感ただようマナー(=男性がエスコートすべき論)が主流ですが、そういう女性と結婚したくないなら割り勘でもかまいません。
何度も繰り返しますが、価値観のあう1人を探すのが婚活だからです。
したがって、婚活のアドバイスをする伊藤さんと、モテのアドバイスをする中星さんはどちらも正しいと言えます。
女性も気を付けよう!モテと婚活の混同

さて、我々は中星さんを「ナンパ師は量を追うからな~」と、笑っていられる立場ではありません。
モテと婚活を混同する女性も多いからです。
たとえば、普段から職場でも愛想よく笑い、相手の話を盛り上げ、鉄板の飲み会ネタで盛り上げられる女性は婚活で苦戦しがちです。
なぜなら、彼女はモテる行動をとっているから。
初対面では「楽しかったな」と思ってもらえても、その次がないのです。
そして意外にもモード系の尖った服で、「アウトサイダーアートが好き」なんて言ってる女性の方が、カフェめぐりを趣味にする女性より成婚しやすい。
後者の女性はモテませんが、特定の男性に刺さる釣り針を持っています。
「この子は強烈だけど話がめっちゃ合いそう」と思ってくれる少数がいたほうが、婚活は進展しやすいのです。
だからといって、今すぐSTUSSYを着て、バスキア展に行けというわけではありません。
が、この程度の「みんなが知ってる範囲で尖ってる」くらいの個性は、婚活でプラスに作用します。
(最初からガチオタ感を出すと、さすがに刺さる人口が減るため塩梅は難しいのですが……)
プロフィールにも、ちょっとしたトゲはどんどん書いた方がいいのです。
まとめ:モテは万人受け!結婚は1人を仕留める!

モテは万人受け、対して結婚は1人を確実に仕留める行動です。
自分はどちらを人生で手に入れたいのでしょうか。
普段から「愛嬌があっていいね」「明るくていいね」と言われる女性こそ、婚活ではたった1人の心に突き刺すナイフを用意してほしいのです。
トイアンナさんのアドバイスをもとに1人を仕留める婚活をしよう!
今回はトイアンナさんに、婚活とモテの違いとその考え方について書いてもらいました!
もしこの記事がタメになったり良かったと思ったら、ぜひ友達に教えたり、ブックマークしたりしてみてくださいね!
1人を確実に仕留める婚活をするなら、あなたの価値観をもとに婚活したいですよね?
価値観の合う人と出会いたいなら、編集部のおすすめするOmiaiを使ってみて下さい!

Omiai(オミアイ)は、その名の通り、本気の出会いを探している男女が多く登録しています!
そのため、趣味や結婚に対する価値観などで相手を探せるようになっています。
「この人の本命になりたい!」と思えるほど夢中になれる相手が必ず見つかります!
自分の価値観とあう相手がいるかどうか、チェックしてみてください!